社労士試験の勉強を続けるうちに、「このやり方で合ってるのかな?」と迷う瞬間、ありませんか?教材を乗り換えるよりも、自分に合う勉強法を見直すことが合格への近道かもしれません。
この記事でわかること
- ユーキャンとTAC教材をどう使い分けたか
- 勉強時間を見直してわかった効率アップ法
- 10か月計画で進捗を管理するコツ
- 挫折しにくい学習ルーティンの作り方
- 勉強記録をブログで発信するメリット
実際の学習記録をもとに、焦らず進める私なりの勉強スタイルを紹介します。
社労士の教材どう選ぶ?ユーキャン×TACのいいとこ取り
「乗り換え」じゃなくて「使い分け」
社労士の勉強を始めたとき、最初に手に取ったのはユーキャンの「社労士 初めてレッスン」。白い紙に大きめの文字、説明もやさしくて、「これなら私でもいけるかも」と思えた教材でした。
仕事で社会保険の事務をしているから、労働関係の科目はスッと頭に入ってきたけど……年金関係はやっぱり壁。読むたびに「むむっ」と止まることが多かったです。
そんな中で、10月からはユーキャンからTACへと、乗り換えというより「使い分ける」ことにしました。 入門書で全体像をつかんだあと、TAC教材で本格的に深掘りしていく感じです。もともと「両方を比べてみたい」と思っていたので、流れとしては自然でした。
ユーキャンで得た基礎をTACでどう活かすか
ユーキャンで学んでいた頃は、「とにかくわかりやすく」が一番。イメージで理解できるよう工夫されていたから、社労士の世界に少しずつ慣れていけました。
その基礎があったおかげで、TACのテキストに切り替えても「言っていることはつながってる」と感じられたんです。
たとえば法律の条文説明も、以前なら難しく感じていたところが、「あ、これは前にユーキャンで出てきた流れだな」と思えるようになっていて。
一度“やさしい日本語”で理解した内容が、TACの専門的な表現とリンクしていく感じ。
だから、TACに移ってからは「読む」というより「確かめながら理解する」スタイルに変わりました。
ユーキャンでつくった土台を、TACで何度も磨いていくイメージです。
教材を変えて見えた“理解の深まり”と今後の工夫
実際に比べてみて分かったのは、どっちが良い・悪いじゃなくて、自分が今どの段階にいるかで選び方が変わるってことですね。
「基礎の安心感」はユーキャンで、「本格的な理解」はTACで。そんなふうに使い分けて、少しずつ“自分の勉強の形”が見えてきた気がします。
社労士勉強時間の見直し――60時間からの現実的ステップ
思ったより進まなかった1カ月目、原因はどこに?
社労士の勉強を始めて最初の1か月。「よし、今月はがっつり進めよう!」と意気込んでいたものの、ふたを開けてみれば約60時間。正直、「思ったより少ないな…」というのが本音でした。
冷静に振り返ると、原因は“時間を作る”というより“時間に流されていた”こと。夜に勉強する日は眠気に負け、朝に切り替えてみたら今度は頭がまだ起きていない…。そんな日々の繰り返しでした。「集中してるつもり」でいても、思考がぼんやりしている時間も多かったなと感じます。
まず数字で把握する:1ヶ月目の60時間と今後の目標
とはいえ、落ち込むよりも先にやったのが“数字で見える化”。1か月60時間ということは、1日平均2時間。これを「私の現実的なライン」として受け止めることにしました。
理想を追いすぎると、途中で息切れしそうになるからです。
今後は、1か月で80〜90時間を目指す予定。「トータル時間」よりも「どこまで理解できたか」を軸に、中身の濃さを上げていこうと思っています。
月80〜90時間を確保するための時間調整と学習バランス
勉強時間を増やすために取り入れたのは、“1セット30分”の区切り方。
平日はトータルで約2時間、休日は4時間以上を目安にしています。
「朝・昼・夜のどこかで、30分×数セット」――この形が今の生活リズムにいちばん合っていました。
時間を区切ることで、「少しのスキマでも進められる」という自信がついてきた気がします。
また、ノートまとめに時間をかけず、頭の中で整理することを中心にしています。
テキスト見開き2ページ分を読んだら、「何が書かれていたか」を口に出して思い出す――そんな軽いアウトプットで理解を深めています。
勉強時間を「見直す」より「積み上げる」発想へ
60時間という数字だけを見れば少なく感じるけれど、ゼロから積み上げた60時間には意味があると思っています。「足りない」と焦るよりも、「次の1時間をどう使うか」を意識したいですね。
まずは“量を確保する”段階から、“質を整えていく”段階へ。勉強を重ねながら、自分に合ったリズムを作っていけたらと思います。
今後10カ月の社労士勉強プラン
学習スケジュールを組もう!
これからの10カ月は、「無理なく続けられる仕組み」を作ることがいちばん大切。
私は、1週間単位のスケジュールを基本にして、月のはじめに全体の流れをざっくり立てています。
たとえば、週ごとに科目を分けてローテーションする感じ。
労働関係・社会保険関係・一般常識といった大きな枠で分けて、どの週にどの教材を使うかを決めておくと、迷わず進められます。
ポイントは「完璧を目指さないこと」。
その週にできなかった分は次週に軽く回すだけ。
焦らず、続けることを最優先にしています。
短時間でも効果を出す集中メニューと復習ルーティン
勉強時間を確保するだけでなく、どう使うかも大事。先にも述べましたが、私は「1セット30分」で1日の中にリズムを作っています。最初の15分でテキストを読み、次の15分で理解を整理・確認。この流れを意識するだけで、頭に残り方がまったく違ってきます。
復習は前日に学んだ部分を翌日の冒頭10分で見直すだけでもOK。完璧に覚えようとせず、「あ、ここ昨日やったな」と思い出す程度で十分。小さな積み重ねが、長期的な定着につながります。
TAC教材で進める“見える化”学習法
TACのテキストは、厚みがある分だけ最初は圧倒されますが、3分冊に分かれている構造がとても便利。
「今日はここまで」と区切りやすく、達成感を積み重ねやすいんです。
さらに、イラストや図解・表が多くて理解しやすいのも大きな特徴。
難しい年金科目なども、整理しやすくなりました。
そして、テキストを読み終えるたびに、進んだ範囲をノートに軽くメモして「進捗状況」を記録しています。
これを眺めるのが、意外とモチベーションになるんですよね。
少しずつでも進んでいる実感があると、「明日もやろう」と思えるんです。
ブログはのんびり――勉強に集中するための実務的ルール
勉強を中心にしたいので、ブログ更新の優先度はあえて下げました。
「月1回、学習記録をまとめるだけ」くらいのペースです。
記事にするのは、勉強時間の見直しや教材の使い方の気づきなど、自分の復習になる内容を中心に。“のんびり更新・しっかり勉強”――このルールが今の私にはちょうどいいバランスです。
まとめ
ユーキャンとTACを使い分けながら進めたこの1か月。勉強時間を見直し、少しずつ自分のペースをつかめてきたように思います。ここまでの学びを整理すると、これからの10か月に向けた方向性がはっきりしてきました。
- 教材は「乗り換え」ではなく「使い分け」で理解を深める
- ユーキャンで得た基礎が、TAC学習の理解を支える
- 基礎の安心感と専門的な深掘り、それぞれに役割がある
- 最初の1か月は60時間、現実を見て改善ポイントを把握
- 数字で振り返ることで次のステップが明確になる
- 平日2時間、休日4時間を目安に、短時間集中で積み上げる
- 「見直す」よりも「積み上げる」意識で前向きに継続
- 10か月スパンの計画で、焦らず無理なく進める
- TAC教材は“見える化”で達成感を得やすい
- ブログは月1回の記録で、勉強に集中する仕組みを保つ
少しずつでも、積み上げた時間は必ず力になるはず。
焦らず、自分のペースで続けていこうと思います。

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